「卵子凍結した」40代との交際を断った男性の心理 「子どもがほしい」女性と、知識が乏しい男性

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結婚相談所における婚活では、学歴や年収などと同じように年齢も相手を探すときの大きな重要な条件です(写真:Ushico/PIXTA)
結婚相談所の経営者として婚活現場の第一線に立つ筆者が、急激に変わっている日本の婚活事情について解説する本連載。今回は、最近少しずつ増えてきた婚活時に「卵子凍結」をする女性たち。「子どもがほしい」という切実な思いの一方で、男性たちの妊娠に関する知識の乏しさについて解説します。

子どもがほしくて婚活スタート

かつては表立ってプロフィールに「卵子凍結しています」と書いている女性は皆無に等しいくらいでした。ところが、この2、3年で明記する人が、ごく少数ではありますがチラホラと出てきました。40代の麻衣さん(仮名)もその1人。

最近、卵子を凍結した麻衣さんは、同世代の弁護士・誠さん(仮名)と仮交際(ほかの相手とのお見合いや交際と並行して交際すること)をしており、誠さんの自宅マンションでおうちデートを楽しむなど順調に進んでいました。

そしていよいよ「今日、真剣交際(ほかの交際をすべて断り、結婚前提で交際すること)を申し込まれるかも⋯⋯」というところまで進展。そこで麻衣さんは、「結婚したら子どもがほしい。実は卵子を凍結しています」と、誠さんに告げました。

2人はそれまで子どもをどうするかという話は一切していませんでした。麻衣さんは「プロフィールの『子どもがほしい』の欄に丸をつけているし、卵子凍結のことも明記しているのだから、いちいち言わなくても誠さんはわかってくれているはず」と思っていたようです。

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