『チェンソーマン』は"映画こそ真骨頂"なワケ。公開迫る劇場版《レゼ篇》を見た筆者が解説!『鬼滅の刃』『呪術廻戦』に続ける?【画像11枚】

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観客の誰もが映画館で見てよかったと心から感じるに違いない。それほどのアクションシーンであり、まさに規格外のスケール。戦闘シーンだけでも映画館で見る価値がある。

『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』の無限城の戦闘シーンの映像美が注目されたばかりだが、本作もまったく負けていない。公開後にはきっとさまざまな話題が沸き起こるに違いない。

本作で感じさせられたのは、『チェンソーマン』は映画館で見るべき作品ということ。映画というメディアでこそ真価が発揮されるタイトルになるだろう。

早川アキ
早川アキ© 2025 M/CSMP ©TF/S

映画はPG-12でも残酷なシーンは健在

もちろんスプラッター作品の本シリーズらしい鳥肌が立つような残酷なシーンもある。基本的に悪魔たちは情け容赦なく無慈悲であり、本作でも目を背けたくなる場面が多々ある。

ただ、直接的な映像描写ではない。本作の映倫レーティングは、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』と同じくPG-12(年齢に関係なく鑑賞でき、12歳未満は保護者の助言・指導が必要)。

間接的な描写や音響表現を駆使しながら、そこで起こったことを観客に想像させて心に刻みつける。そこには不思議と、残酷なシーンを見せられる以上の怖さや恐ろしさがある。デンジがズタボロにされるシーンの印象的な音響には、とてつもない恐怖があった。

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