『チェンソーマン』は"映画こそ真骨頂"なワケ。公開迫る劇場版《レゼ篇》を見た筆者が解説!『鬼滅の刃』『呪術廻戦』に続ける?【画像11枚】

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そんな生活のなか、明るくいつも笑顔の不思議な少女・レゼに出会う。彼女と会う時間が増えていくデンジは、過去から現在の自身を振り返り、これまでにはなかった人生への葛藤と疑問を抱くようになる。

ふたりが会うシーンの映像は特徴的だ。喫茶店でも街中でも夜中の学校でも、世界が色鮮やかになる。ふたりの気持ちが近づいたお祭りでは、背後で大きな花火が打ち上がり、それぞれの顔のアップに重なる。同時に、縁日の出店で女の子がりんご飴を落とす。美しく印象的な映像が続く。

花火
デンジとレゼが会うシーンの映像は特徴的だ© 2025 M/CSMP ©TF/S

映画館で見るべき規格外の映像描写

そして、あるシーンから転調する。それまでの世界がひっくり返る。

そこからは圧巻だ。温度感が180度変わったスクリーンでは、怒涛のような戦闘アクションが繰り広げられる。それは、テレビアニメ第1期でもあった悪魔とデビルハンターの死闘ではあるのだが、そのスケール感が異なる。まるでアベンジャーズのスーパーヒーローと地球侵略を目論む宇宙人が街を破壊しながら闘う、ド派手で激しい戦闘をイメージさせる。

そのスピードと迫力に圧倒され、実写のような臨場感の映像クオリティに驚かされる。激烈な戦闘アクションの連続。そのインパクトに打ちのめされるようだった。

チェンソーマン
戦闘シーンが圧巻だった© 2025 M/CSMP ©TF/S
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