『チェンソーマン』は"映画こそ真骨頂"なワケ。公開迫る劇場版《レゼ篇》を見た筆者が解説!『鬼滅の刃』『呪術廻戦』に続ける?【画像11枚】
デンジはふだんはもとの人間の姿だが、胸のスターターグリップを引くと、エンジン音を唸らせて電動鋸の歯が頭と両腕に現れ、チェンソーの悪魔と契約した武器人間・チェンソーマンに変身する。
人間界に存在する悪魔をチェンソーで駆除していく彼の戦いっぷりは、まるでスプラッター映画を観ているかのよう。王道のヒーローとは正反対の、過激な描写連発の衝撃的なシーンが特徴になるダークヒーローの物語だ。

22年のテレビアニメ化でファン層を広げた
原作は、劇場アニメ『ルックバック』のヒットも記憶に新しい、鬼才漫画家・藤本タツキ氏の同名漫画。
2019〜2021年まで『週刊少年ジャンプ』で第1部「公安編」が連載され、2022年7月から第2部「学園編」が『少年ジャンプ+』で連載中。既刊22巻(2025年9月現在)、シリーズ累計発行部数は3000万部を突破している。
もともとコアファンの下地があったなか、2022年10月期にテレビアニメ第1期が放送されると、一気にファン層が広がり、『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』とならぶ人気タイトルになった。

テレビアニメ第1期では原作1〜5巻の途中までが描かれ、最終話のラストでは、その後の予告的なシーンが入って終わった。そこに映されたのが少女・レゼ。アニメ第2期への期待が高まっていたなか、劇場版『チェンソーマン レゼ篇』として映画館で上映されることが発表されていた。
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