データで判明「離婚年齢ランキング」の驚く結果…婚姻届の35%以上の離婚届が提出される日本の実態

2025年7月に掲載の記事「『結婚に対して離婚が多い』都道府県ランキング データが語る“理想の結婚生活”が実現できる街とは?」にてお伝えしたように、日本においては10年単位で見て、婚姻届の35%以上の離婚届が提出されるという大離婚化社会が続いています。
夫婦のどちらか、または双方が、嫌な思いを抱えつつも忍耐を強いられる社会よりはよいものの、やはり、避けられるなら避けるに越したことはありません。筆者に「離婚は結婚の5倍のエネルギーが必要だった」と語って下さった女性がいますが、長期の裁判に発展するケースも珍しくはありません。
そこで今回は、避けられるなら避けるに越したことがない離婚について、正確なデータをご紹介するとともに、データから得られる示唆を解説したいと思います。
離婚女性で最も多いのは30代前半
離婚発生年齢について、意外と適当なことをいう方が後を絶ちません。10年程度の間に35%も離婚届が提出される社会においては、他人事か自分事かはさておき、身近で離婚に接する方が少なくないこともあり、「自分統計」で語ってしまう人も少なからずといった状況です。
早速、実態を確認してみましょう。

まず、女性についてみると、1位から7位がすべて27歳から33歳のいわゆる「アラサー年齢」となっています。これを5歳階級別で再度確認してみると、最も多いのは30代前半で、全体の15.9%を占めています(2.1万件)。2位、3位は20代後半と30代後半となっており、ともに2.0万件です。離婚件数の上位を占めるアラサー年齢だけで30.8%、20代後半から30代で全体の45.7%に達し、離婚の約半数を占めています。
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