トラックパッドを替えれば作業効率が上がる パソコンでの仕事の進め方が激変

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先代モデルでは、繰り返し充電できる電池を使っていたが、割とすぐに電池がなくなったとの表示が出て、2週間に1度のペースで充電したての電池と交換しなければならなくなった。ついうっかり充電式電池を放置してしまった場合、電池をどこからか探してくる他ない。普段電池を買わないようにするために充電式電池を使っているわけで、探しても電池は出てこないのだが。

もう1点の不満点も、筆者の環境で使っている限りにおいて、改善されているようだ。再び先代のMagic Trackpadでの経験を振り返るが、電池の面倒を見なければならない点に加え、筆者のデスク周りではBluetooth接続が非常に不安定な状態に陥ってしまっていた。

筆者の環境ではWi-Fiは5GHz帯域を使うよう設定しているが、周囲には大量のWi-Fiルーターが電波を飛ばしており、2.4GHz帯域のBluetoothと干渉しているようで、すぐに接続が途切れてしまう現象に悩まされてきた。

ところが、Magic Trackpad 2を同じ環境に持っていくと、こうした接続環境の問題がすっかりと改善され、安定して利用し続けることができるようになった。Wi-Fiとの干渉対策はBluetooth 1.2に盛り込まれており、新モデルがサポートしたBluetooth 4.0の特徴ではないはずだが、何らかの対策が施された可能性がある。

もしも干渉が気になる場合は、付属してくるLightningケーブルでMacと接続しっぱなしにして使用すればよい。そのMacで初めて利用する際は、Lightningケーブルで結ぶだけでペアリングが完了する簡単なセットアップを実現している。ペアリング以降は充電の時に利用するだけとなるLightningケーブルだが、有線接続というオプションが用意されている。

広々としたパッドと感圧タッチ

新モデルは旧モデルより面積が広くなっている

電池が廃止されてデザインが変更されたMagic Trackpad 2。そもそも底面積も広くなっているが、これに加えて乾電池を入れる部分がなくなったことから、上面の全てが操作可能な領域として利用できるようになった。

筆者の手で比較すると、今までは盤面を手で覆えば握ることができるサイズだったが、新モデルでは握れなくなるほど広がっている。Macのトラックパッドでは、3本指を使って窄めるとLaunchPadと呼ばれる起動するアプリが選べる画面を呼び出せるが、こうした動作を行う際にも、トラックパッドのと手の関係を気にせず、無意識にパッドに手を伸ばしても指が盤面から外れることがなくなった。ちょっとしたことだが、素早い操作性の実現に寄与してくれる。

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