すべては定点的なものであり、与えられたチャンスにどう能力を磨いて対応していくか、
どうチームに貢献できるかを考える人材でなければ、外資系では潰れてしまいます。
もちろん不必要な長時間労働はする必要はありませんし、無茶な要求は突き返す胆力と交渉力も高めていかなければいけません。
状況を楽しみ、自分の能力にプライドを持つ、
そんなマゾヒズムとナルシズムの境界線にいるのが外資系の人材なのかもしれません。
できる人ほど「謙虚」
しかしながら、ナルシストであっても、傲慢であってはいけません。外資系で生き残る人は、とても謙虚です。
以前、外資系投資銀行で新しいアジアのCEO(最高経営責任者)に就任した方が、就任のスピーチでこう言いました。
「この新しいチャンスに対して謙虚であろうと思う」
社内のスーパーエリート軍団との競争に勝ち抜いた人がそんなことをいうのです。
おぉ!? こんな超スーパーエリートがこんなことを言うなんて!?
彼が本当にそう思って言ったのかは知りませんが、それを聞いた私は超感動しました。
偉い人のスピーチというものはつねに、このような感化されやすい下々のもののためにあるのです。
時折、不条理な方であっても上に上る方はいますが、そういう人は、寄せては返す景気の波に押し流され、消えていきます。
彼らがどこに消えたかは誰も知りません。きっと今まで稼いだお金で、軽井沢とかに住んで余生を楽しんでいるか、中国あたりに投資して資産を溶かしているのかもしれません。
傲慢さも謙虚さもつまりは、自分の意思決定のひとつです。
外資系で働き続けることができる資質とは、つまりはマゾでありナルであり、そして自分の言動に責任が取れる人なのかもしれません。
といったところで今日は失礼します☆
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