試供品を“タダで大量ゲット”できる「ドラッグストアショー」に行ったら、《人の本質》を考えさせられた。なぜ人は“無料”に熱狂するのか?

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個人情報と引き替えにした“無料”かも?

アース
「JAPANドラッグストアショー」の様子(筆者撮影)

ただ、最近増えてきたのが、サンプルを受け取るためにアプリの登録やLINEの友達追加が条件になっているパターンだ。自分の個人情報と引き換えにしていると見えなくもない。

できれば企業としてはその場限りに終わらない、末永いお付き合いにつなげたいもの。アプリを通じて消費者の購買データを蓄積できれば、その人の属性に応じたクーポンやセール情報をちょくちょく届けることができる。今後はこのパターンが増えていくのではないか。企業が最も知りたいものは、消費者自身なのだから。

ともあれ、あまりの熱気に押されて、本来の取材よりも無料パワーに圧倒された1日となった。あの熱狂を味わいたい人は、来年のドラッグストアショーをのぞいてみるとよい。強い気持ちと大きめのバッグ、それから歩きやすい靴を忘れずに。

【もっと読む】【あなたは夏までにいくら貯蓄できた?】 お金を食いつぶす《5つの心理》にご用心! 浪費家に共通する「○○すぎる」マインドとは では、消費経済ジャーナリストの松崎のり子氏が、貯蓄を阻む「5つの心理」について解説している。
松崎 のり子 消費経済ジャーナリスト

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まつざき のりこ / Noriko Matsuzaki

20年以上にわたり『レタスクラブ』『レタスクラブお金の本』『マネープラス』などのマネー記事を取材・編集。家電は買ったことがなく(すべて誕生日にプレゼントしてもらう)、食卓はつねに白いものメイン(モヤシ、ちくわなど)。「貯めるのが好きなわけではない、使うのが嫌いなだけ」というモットーも手伝い、5年間で1000万円の貯蓄をラクラク達成。「節約愛好家 激★やす子」のペンネームで節約アイデアも研究・紹介している。著書に『お金の常識が変わる 貯まる技術』(総合法令出版)、『「3足1000円」の靴下を買う人は一生お金が貯まらない』(講談社)、『定年後でもちゃっかり増えるお金術』(講談社)。
【消費経済リサーチルーム】

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