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ライフ #歌舞伎町の横顔

「深夜0時に現れた女子大生」「ピアノが上手いホスト」“多様すぎる人たち”が続々登場? 《歌舞伎町のど真ん中》にピアノを置いてみた結果

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  • 肥沼 和之 フリーライター・ジャーナリスト
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切れていた弦を張り替え、夜空と星をイメージして塗り替えたピアノは、「星に願いを」と命名。ロビーの天井に飾られた星座のステンドグラスと調和し、見た目にも華やかだ。月曜~土曜日の17~23時以外は、練習目的でなければ誰でも弾ける。

きらびやかなビル内の装飾にも負けじとインパクトのあるピアノだ(写真:株式会社チェックメイト提供)

水商売風の男女や少し怖そうな方のほか、ユーチューバー、頭に手ぬぐいを巻いた現場作業員風の男性、タクシーの運転手、親子連れなど、実に多様な人びとが演奏するという。

「ピアニストを目指していたホステスさんとかね。それぞれのストーリーがあってピアノを弾くんだな、と感じています」と藤沢さんは笑顔を見せる。

ときどきロビーで演奏を聴いて、拍手を送ることもあるそうだ。

チェックメイトビルの所有会社社長で、ピアノを設置した藤沢薫さん(筆者撮影)

「歌舞伎町のど真ん中」にピアノを置いた結果

歌舞伎町という土地柄、ピアノが乱暴に扱われないかと最初は心配していたが、杞憂だったとも明かす。

「蓋をバタン! って閉めたり、おしっこをされちゃったりしたら困るな、と思っていたんです。でもピアノを毎日綺麗にしていると、皆さんも丁寧に使ってくれるの。道路だってちゃんと掃除していれば、ゴミを捨てるようなことはしないでしょう。そういうものよね」

確かに考えてみたら、ピアノを演奏する人は、楽器や音楽が好きな人だ。ピアノを大事に扱ったり、ルールやマナーを守ったりするのは当たり前なのかもしれない。長時間の独占禁止といったルールも設けているが、破る人はほとんどいないという。

マナー程度のルールは設けている(筆者撮影)

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【3月には大阪の商業施設でストリートピアノが炎上】

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