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なぜ保護者同士の対立は「泥沼化」するのか PTAでの"全否定合戦"を乗り越える方法

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  • 大塚 玲子 ノンフィクションライター
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ここまでの事態になることは珍しいかもしれませんが、こういった保護者間の意見対立は、PTAや学校ではよくあるものでしょう。

子どもに関することで、「どちらが正しい」とは言い切れないような意見がぶつかりあうのは、避けられないことです。

そんなとき、学校や園は“公式見解”を打ち出すのではなく、「声の大きい側」につくのが“普通” です。

声が大きいのは、多数派とは限りません。少数意見でも声の大きい人がいれば、学校や園は、そちらに従うこともしばしばあります。

しかし、「声が大きければ勝つ」というのは、それもまた野蛮な話です。

このような意見対立に陥ったとき、保護者はいったい、どうすればよいのでしょうか?

考えが違う人同士が、認め合うこと

この件については、Aさんもほかの保護者の人たちも、お互いに「自分とは違う考えを認める姿勢」が必要だったのではないかな、と思います。

他人の考えを変えさせようとしても、まずうまくいきませんし、それをする必要もないでしょう。

ただシンプルに、「やりたい人はやる、やりたくない人はやらない(参加したい子は参加する、参加したくない子は参加しない)」という形を確保できれば、それで済んだのではないかと思うのです。

まずAさんのほうは、「怖くないお化け屋敷にする」のではなく、「自分の子どもがお化け屋敷に参加しない」という方向で、話を進めてもよかったのではないでしょうか。

Aさんは、お化け屋敷をやめさせようとしたわけではありませんが、「怖いものでなくする」というのは、ある意味「お化け屋敷をやめよう」というのと同じところもあります。

一方で、ほかの保護者や幼稚園の側も、「お化け屋敷に参加しない子もいる」という前提でイベントを企画すべきだったのでは、と思います。

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