口先だけの"ポッと出"の企業には真似できない…100年続く「老舗企業」が貫く《キレイごと》の凄み

ポッと出の企業には真似できない、老舗企業の経営システムの秘密とは(写真:shige hattori/PIXTA)
一見、派手に見える今どきの会社に必ずといっていほどあるのが、歯の浮くような立派な「企業スローガン」ですが、特定社会保険労務士の日比野大輔氏によれば、それらと本質的に異なるのが、100年続く老舗企業の掲げる「キレイごと」だといいます。
人を大切にするという「キレイごと」を、単なる「道徳」ではなく「ビジネスモデル」として成立させている100年企業の実像とはどのようなものなのでしょうか。日比野氏の著書『100年続く老舗企業が大事にしていること』から、一部を抜粋・編集してお届けします。
「口先だけの社内スローガン」がない
率直なところ、巷で話題になる100年企業の感動的な美談を見聞きするたび、こんなことを、思っていました。
そんなキレイごとで、経営は成り立つのか?
現代の経営常識をもってして、100年企業の経営は、なかなか理解しがたいのです。
例えば、一般的な企業でよくみかける社内スローガンに「顧客を大切にする」があります。この姿勢は、私にも理解できます。
顧客に対し、誠実かつ丁寧な対応を積み重ねていけば、信頼が生まれ、継続的な取引につながる。リピーターが増えれば、売上・利益は安定する。顧客満足度の向上は、利益の源泉になる、という構図はわかります。
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