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キャリア・教育 #きちんと伝わる説明の「型」と「コツ」

「相手をイライラさせない」上手な伝え方のヒント。お手本は小学生が実践している「テーマ宣言」にあった?

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  • 阿部 恵 スピーチコンサルタント、元TBS系列中部日本放送アナウンサー、元国会議員政策担当秘書
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話し言葉の場合、1つの目安は「息継ぎ」です。1文をひと息で話せるくらいとするなら、45~50字以内がいいでしょう。私自身もニュースやナレーションを読む際に、途中で息継ぎが必要となる文章は読みにくく、長いと感じます。

これは、聞き手にとっても同様です。1文45~50字以内は、相手にも負担をかけず、聞きとりやすい文字数なのです。

「読点」を「句点」に変えるだけ

一文を短くするには読点(、)でつないでいるところを、句点(。)で切ります。天気予報の原稿で比べてみましょう。

『きちんと伝わる説明の「型」と「コツ」:アナウンサーが教える「言葉の力」を磨く技術』(三笠書房)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

Before:今日の関東地方は、晴れ時々曇りの天気で、最高気温は平年より2度高い20度と日中は過ごしやすい陽気となりますが、最低気温は12度となり、朝晩は少し肌寒く感じますので、外出の際は上着をお持ちいただくとよいでしょう。(104字)

この文章は、文末に1カ所しか句点(。)がなく、それ以外はすべて読点(、)でつながっています。ここに句点を2カ所入れてみると、次のようになります。

After:今日の関東地方は、晴れ時々曇りの天気となるでしょう。(25字)

最高気温は平年より2度高い20度と、日中は過ごしやすい陽気となります。(33字)

最低気温は12度で、朝晩は少し肌寒く感じられますので、外出の際は上着をお持ちになるとよいでしょう。(48字)

BeforeとAfterを読み比べると、Afterのほうが断然声に出して読みやすく、リズムもよくなっていることが明らかです。説明の際は、息継ぎしやすい一文45~50字以内を目安に話すといいですね。

一文を短くして、声に出して読みやすい長さにする(イラスト=村林タカノブ)

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