テレビを見ながらでもいい…医師が教える「血管を若々しく保つ」3つのコツ

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世界一の心臓血管外科医が教える 善玉血液のつくり方
『世界一の心臓血管外科医が教える 善玉血液のつくり方』(あさ出版)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

善玉血液をつくるにはどんな運動をするといいのでしょうか。

私がおすすめするのは、お尻の筋肉を使う運動です。どうしてお尻なのかというと、下半身には大きな筋肉がたくさんあるからです。

私たちの体を構成する筋肉を大きい順(体積順)に並べると、大腿四頭筋(太ももの前側の筋肉)、大臀筋(お尻の筋肉)、ハムストリングス(太ももの裏側の筋肉)、三角筋(肩の筋肉)、大胸筋(胸の筋肉)になります。

下腿三頭筋(ふくらはぎの筋肉)も大きな筋肉です。血圧に関しても、血糖値に関しても、運動効果を効率よく得たいのなら、お尻などの大きな筋肉を動かすことで、血圧や血糖値を下げる仕組みを生み出し、コントロールすることです。お尻を使うことを意識すると、太ももやふくらはぎも含めて下半身を動かす運動になります。

簡単なのは「階段歩き」

(画像:『世界一の心臓血管外科医が教える 善玉血液のつくり方』より)

簡単なのは、「階段歩き」です。階段がある場所なら、家でもいいし、公園でもいいし、駅でもかまいません。数段歩くことを習慣にしましょう。つま先立ちも簡単です。かかとを上げて、つま先で立つだけです。5〜10回くらいから始めてください。

物足りなくなったら、下半身の筋肉をまとめて鍛える代表的な筋力トレーニング、スクワットです。1日5回くらいから始めてみましょう。

先ほどお話ししたように、運動は続けなければ効果を期待できません。高い目標は挫折の元。「これならできる、続けられる」というレベルから始めることが大切です。

3カ月続ければ、体が変わってくるでしょう。

渡邊 剛 心臓外科医、ニューハート・ワタナベ国際病院総長

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わたなべ ごう / Go Watanabe

ドイツのハノーファー医科大学にて、ドイツ心臓外科の父と呼ばれるHans G Borst教授に学び、2年半の臨床留学中2000件にわたる心臓手術を経験。チーフレジデントとして、32歳で日本人最年少の心臓移植執刀医として活躍。41歳で金沢大学医学部の心肺・総合外科の教授となり、心臓アウェイク手術や、外科手術用ロボット「ダヴィンチ」を使った心臓手術など、日本で初めての手術を次々に成し遂げる。手術の成功率は99.6%。2014年5月、ニューハート・ワタナベ国際病院を開設し、総長として就任。「心臓外科のブラック・ジャック」と呼ばれる。

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坂本 昌也(監修) 国際医療福祉大学 医学部教授

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国際医療福祉大学三田病院 糖尿病・代謝・内分泌内科部長。東京都出身。東京慈恵会医科大学医学部卒。東京大学・千葉大学大学院時代より、糖尿病、心臓病、特に高血圧に関する基礎から臨床研究に渡るまで多くの研究論文を発表。

日本糖尿病学会認定指導医・糖尿病専門医、日本内分泌学会認定指導医・内分泌代謝専門医、日本高血圧学会認定指導医・高血圧専門医、日本内科学会認定指導医・総合内科専門医、厚生労働省認定臨床研修指導医、日本医師会認定産業医、厚生労働省指定オンライン診療研修、臨床研究協議会プログラム責任者養成講習会を修了。

現在も研究を続けながら若手医師や医学部生の指導も担当している。

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