東大生の習い事は水泳とピアノだらけ⁉ 現代の子どもが幸せになるために必要な「親の“視野狭窄”からの解放」とは
これは、一般入試を至上とする世代の価値観では「時間の無駄」と捉えられるかもしれません。多様な経験を経て自己探求を進め、ライフワークを見つけても、ペーパーテストには勝てないからです。しかし、今なら「推薦入試」で勝ち抜くことができる。
推薦入試では、ペーパーテストの代わりに志望理由やそれに関する自主研究の成果などを求められます。多様な経験を基に、「やりたいこと」が見つかっているからか、自分の人生を自分なりに生きようと必死で、幸せそうに毎日努力を重ねています。やはりこれも、一昔前では考えられないことでした。
受験勉強の専門家を育てるのは、もはや時代遅れ
東大を含むさまざまな国公立が推薦入試を導入し、それを後押しするなど、20年前、30年前では考えられないような変化が起きています。幼いころから塾通いをさせ、受験勉強の専門家を育てるのは、もはや時代遅れの可能性があります。ペーパーテストの価値は依然としてあり続けますが、相対的には減じているためです。むしろ、ジェネラリストになるような多方面に通じる教育を行い、その中から子どもたち自身が道を選び取って、その専門家になっていくような生き方のほうが、よいのでしょう。
いまの教育の中身や、どれほどのコストがかかるのか。子どもにどのような体験を提供できるのか。誰よりも「現代」に対応していく必要がある、難しい時代に突入してしまったのかもしれません。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら