「体重125キロ→95キロに」40代作家・爪切男さんが“なぜか美容に目覚め”、劇的変化を遂げた深い理由…ヘアメイク・イガリシノブさんと語る

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イガリ: 私たちの世代だと、「男ってのはバイク乗って、ヒゲ生やして、脇毛生やして、汗臭いのが最高!」みたいな感じだったもんね。

: そこまでじゃないけど(笑)。年をとると、どんどん孤独感が増していって、50代のおじさんにもなると友だちもいなくなってくる。

そうなったら自分の体をおもちゃにするのがいいんと思うんです。美容って、プラモデルを作るのに通じる部分があるんですよね。説明書通り作らなくても、「ここのパーツちょっと外したほうがかっこよくない?」とか自分で色々試してみる面白さがある。自分のことを楽しめて好きになれるっていうのが美容の気持ちよさなんですよね。

イガリ: すごいね。私はその面白さにまだ気づけてないかもしれない。なんか潤えばいいやぐらいでやってますね(笑)。

爪切男 イガリシノブ
実は同世代の2人(写真:今井康一撮影)

やりすぎると失敗しちゃう

: 男性は収集癖が強い人も多いから、意外とハマる人も多いんじゃないですかね。

あと、美容の意外な副産物で言うと、私は自宅でシートマスクを欠かさずしていますが、妻と一緒にするようにしていて、その時間がコミュニケーションになっているんです。家庭の時間ってことで、その間くらいは素直になろうと約束していて。

妻いわく、私はいつも8割くらい見栄を張って嘘をついているから、シートマスクをしているときくらいは本当のこと言って、と。どんなにしんどい仕事から帰ってきても、格好つけたくて弱音を吐けないんですけど、それが一緒に暮らしている妻からすると、腹が立ってしゃあないらしいです。素直になってええんやでって言われています。お互いシートマスクして、「今日の仕事辛かったですか?」って聞かれたら、「非常に辛かったです」って。

爪切男さん
愛用のシートマスクを顔に貼る爪さん(写真:書籍『午前三時の化粧水』より)
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