酒だけじゃない!肝臓を壊す"危険な成分"の正体。健康によさそうが招く「脂肪肝」の落とし穴――健康診断の数値と合わせてチェックを

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肝臓を壊す「体によさそう」なものとは?(写真:freeangle/PIXTA)

肝臓に中性脂肪が過剰に蓄積した状態を指す「脂肪肝」。

実は近年、「単に脂肪がたまっているだけ」ではなく、軽視してはいけない重要な病気と位置づけられるようになっています。

健診でわかる「危険な肝臓の値」

脂肪肝について紹介する前に、まずは健康診断でわかる肝臓の健康状態について解説しましょう。

代表的な肝臓の検査項目は、AST(GOT)とALT(GPT)、γ-GTPの3つ、さらにALPと総ビリルビンがあります。

ASTやALT、γ-GTPは肝細胞が障害を受けた際に血中に漏れ出る酵素です。なかでもALTは肝臓に特異性が高く、肝障害の鋭敏な指標となります。γ-GTPは、アルコールや薬剤による肝障害で上昇しやすく、日常的な飲酒量の多い方では特に注目される数値です。

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