息子に手を焼く人に伝えたい「男の子の本質」 「うちの子がヘン」なのは本当に親のせい?

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学ぶ力は遊ぶ力から育ちます。また、興味関心の幅が狭いということは、別の見方をすると、そのことに深い関心を寄せる、集中力があるということです。その子の得意な分野をうまく引き伸ばしてやりましょう。

●特性その2:男の子はプライドが高い
ゲームや遊びなどでも、自分が負けると、そのゲーム自体をなかったことにしようとぐちゃぐちゃにかき乱しては泣き叫ぶ。何が何でも「ダメな自分」を認めようとしません。

男はプライドのかたまり――たとえば、パパは、人に道を聞くのを嫌がりませんか? 

僕は苦手です。「道を知らない自分」がどうしても許せない。そう、男とは面倒くさい生き物なのです。つねに周りの目を意識している。いかに自分が見られているかを考えている。それは、小さな男の子でも同じです。

髪型を気にしてみたり、自分のこだわりのシャツやズボン以外、身につけるのを嫌がったり、カバンのシールの位置が気に入らないと泣き叫んだり……お母さんからすれば「本当にどうでもいいこと」にこだわる、美意識を持っているのです。

とってもちっちゃいプライドにしがみつき、それ以外は受け付けません。順番や手順、自分の好きなこと、得意なこと、こだわっているもの、大切にしているもの……それらに対して過剰に反応し、守ろうとします。

そんなちっちゃな男の子のでっかいプライド、大事にしてあげてくださいね。

プライドが崩れた…。ほめられれば一気にパワー充電!

しゃべれる年齢になると、よく「オレのほうが○○やし!」といった言い方をしていませんか? ちっちゃな世界なのに、そこでひとりにでも勝てれば、「世界チャンピオン」の気持ちです。

お父さんもお母さんもつい、「男の子なんだから、泣くのはやめなさい」「男の子なんだから、もっとシャキッとしなさいよ」などと、声をかけてしまうことはありませんか?

そして、男の子たちは素直なものだから、いつもその期待に応えようと一生懸命になり、時として、その期待以上に頑張ることがあります。サービス精神が旺盛というか、いつも相手のことを気にかけている優しい一面があるのです。

しかし、残念なことに、いつも成功して満点が取れるとは限りません。うまくいかないときは、余計に落ち込み、失敗を認めたくないので、気持ちがぐちゃぐちゃに乱れてしまいます。そうして極端な行動や考えに走ってしまいがちです。自分でもどうしていいかわからないのでしょう。

自信のあるものがうまくいかなかったり、お母さんや友だちができていることが自分はできなかったり、弟や妹などに負けたりすると悔しくて悲しくて涙がこぼれます。

そんなときには、さりげなくフォローしてあげたり、ほかの良い面や頑張っているところに目を向けたりしてほめてやってくださいね。すると、一気にパワー充電して、新しいことを見つけて突き進んでいきます。たとえば、

「試合は負けたけど、すごくいい声、出せていたね!」

「今日がいちばん、カッコよかったよ!」

みたいな感じがいいですね。

男の子の場合、選ぶなら、0か100のように極端になりがちです。うまくいかないときにカンシャクを起こす姿を思い浮かべてみてください。うまくいっているときはすごくうれしそうで自信満々なのですが、少し失敗するともう泣き出して、バタバタと暴れたりしてまったく周囲が見えなくなったりします。男の子ってそんな生き物なのです。

さて次回の記事では、男の子のもうひとつの特徴について取り上げます。

小崎 恭弘 大阪教育大学教育学部准教授

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こざき やすひろ

元保育士。1968年兵庫県生まれ。兵庫県西宮市公立保育所初の男性保育士として12年間、園児たちの保育に携わる。NHK Eテレ『すくすく子育て』ほか、テレビや新聞、雑誌などでも活躍中。年間60回ほどの講演では、笑いあふれる漫談ふう育児指南を披露し、大人気を博す。NPO法人ファザーリング・ジャパン顧問

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