【各地で35℃超え続出】この暑さは"災害級"。高温状態がいつまで続くのか、気象予報士が徹底解説
暑さ指数が33以上になる地点があると、府県予報区などの単位で熱中症警戒アラートが出ます。7月7日は、北海道の一部を含む30の都道県(32地域)に発表されました。
この情報が出ている日は普段以上に熱中症のリスクが高いので、エアコンをつけるなど、涼しい環境で過ごし、こまめな休憩や水分・塩分の補給、涼しい環境以外では原則運動しないなどの対策が必要です。
昨年からは「熱中症“特別”警戒アラート」がスタートしています。まだ一度も発表されたことはありませんが、広い範囲で過去に例のない危険な暑さになり、人の健康にかかわる重大な被害が発生するおそれがある場合に出る情報です。
寝ている間の熱中症対策も
熱中症に気をつけなければいけないのは、昼間だけではありません。厚生労働省が発表した過去5年間の「熱中症による時間帯別死傷者数」は、どの時間帯も油断できないことを示しています。

また、夜間の熱中症対策も大切です。
寝ている間は熱中症の初期症状である「体のほてり」「めまい」「だるさ」「立ちくらみ」「筋肉のこむら返り」などに気づきにくいため、起きたときには熱中症が重症化してしまっていることがあります。
寝る前にはコップ1杯の水を飲むようにして、夜中に起きたときに水分補給できるように枕元に常温の水を置いておくと良いでしょう。エアコンは朝までつけっぱなしにすることが推奨されています。
近年の暑さは“災害級”です。1日を通して、万全な熱中症対策をしてください。
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