【各地で35℃超え続出】この暑さは"災害級"。高温状態がいつまで続くのか、気象予報士が徹底解説
もう1つの特徴は、本州の南に出現します。
東京湾から約1000km南方にある、小笠原諸島の辺りに高気圧が見られるときです。本州付近に暑い空気が流れ込みやすく、極めて気温が上昇します。

2024年7月7日の天気図(出典:weathermap)
昨年7月上旬は、小笠原諸島の近くに高気圧が居座ったので、連日猛烈な暑さに見舞われました。7月7日は静岡で40.0℃、翌8日は府中(東京都)で39.2℃を観測するなど、記録的な気温の高さでした。
知っておきたい急な雷雨のサイン
前述のとおり、1か月予報では降水量は平年より少ない傾向が予想されていますが、急な雷雨(いわゆるゲリラ雷雨)には注意が必要です。
7月5日は、最高気温が東京34.4℃、さいたま34.3℃など、日中は晴れて厳しい暑さでした。ところが、夜は雨雲が発達して局地的に猛烈な雨が降り、埼玉県に「記録的短時間大雨情報」が発表されました。

7月5日の雨雲(出典:weathermap)
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