【各地で35℃超え続出】この暑さは"災害級"。高温状態がいつまで続くのか、気象予報士が徹底解説
そのため、降水量は東日本の日本海側と西日本の日本海側で平年より少なく、北日本と東日本の太平洋側、西日本の太平洋側で平年並みか少ないでしょう。一方、沖縄と奄美は、台風や熱帯低気圧、湿った空気の影響で平年並みか多くなりそうです。

1か月予報(降水量)(出典:weathermap)
気温上昇を表す天気図パターン
暑さが続く中でも、特に気温が上昇する日の天気図の特徴がありますので、覚えておきましょう。
1つは、太平洋高気圧の“形”です。クジラのような形をしていて、クジラの尾が西日本付近に伸びているときは極端に気温が上がります。

2013年8月12日の天気図(出典:weathermap)を基に編集部作成
2013年8月12日に江川崎(高知県四万十市)で、全国初となる最高気温41℃以上が観測されましたが、この日の天気図はまさに「クジラの尾形」でした。
クジラの尾形になるときは、太平洋高気圧が張り出していることに加え、大陸のチベット高気圧も日本に影響を及ぼしていることが多いです。2つの高気圧が重なり、上から押さえつけられるような状態で空気が暖められるため、記録的な高温になります。
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