【各地で35℃超え続出】この暑さは"災害級"。高温状態がいつまで続くのか、気象予報士が徹底解説
急な雷雨や竜巻などの激しい突風、雹(ひょう)をもたらす積乱雲が近づくサインは3つあります。「雷の音が聞こえてくる」「真っ黒い雲が近づいてくる」「急に冷たい風が吹いてくる」です。
このサインに気づいたら、頑丈な建物の中に避難しましょう。大きな木の近くやグラウンド、海岸などの開けた場所は特に危険です。

筆者は気象庁ホームページの「雨雲の動き」を活用しています。5分ごとの雨雲の予想を見られるので、スマートフォンなどでこまめに確認するのがおすすめです。
蒸し暑い日は熱中症リスク大
暑い日が続けば、やはり熱中症にも気をつけなければなりません。
東京消防庁が公開している、過去5年間の「月別の熱中症による救急搬送者数」によると、熱中症で救急搬送される人数は7月に急増している年が多いです。特に昨年は、6月が550人だったのに対して7月は4258人で、8倍近くに増加しました。

熱中症リスクの高さという観点では、湿気の影響が大きいです。同じ気温でも、空気がカラッとしている日より、ムシムシしている日のほうが熱中症になりやすいのです。
環境省と気象庁が共同で発表している「熱中症警戒アラート」の基準である「暑さ指数(WBGT)」は、湿気をかなり重視しています。

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