大谷翔平の人気が続いているうちに…? MLBが日本人ファン獲得を必死に狙う深刻な事情

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そんな中で、日本では21世紀以降、NPBからMLBに移籍した選手の中で、イチロー、大谷翔平とMLBでMVPを獲得するスーパースターが輩出し、MLB人気は高まっていく。

MLBは、日本での開幕シリーズを数年おきに行ってきた。またその際には、巨人など日本のチームともプレシーズンゲーム(オープン戦)を行ってきた。

イチローの出ない試合は「ガラガラ」だった

筆者は毎回見てきた。MLB開幕シリーズはどの試合もほぼ満員だったが、プレシーズンゲームは「ガラガラ」だったのだ。

試合はいずれもキャパ4.2万人超の東京ドームで行われたが

・2012年4試合 アスレチックス、マリナーズ対阪神、巨人 平均3万0707人

イチロー、川﨑宗則がいるマリナーズの凱旋試合だったが、アスレチックスのカードは、半分程度の入りだった。

2012プレシーズンゲーム(写真:筆者撮影)

・2019年4試合 アスレチックス、マリナーズ対巨人、日本ハム 平均3万0842人

イチローの引退試合であり、菊池雄星のデビュー戦だったが、イチローの出ない試合はガラガラだった。

2019プレシーズンゲーム(写真:筆者撮影)

MLB開幕シリーズも含め、チケットは苦労しなくても購入できた。日本のファンは、イチローには関心があっても、メジャーリーグの試合にはNPBほど興味がわかないのではないか?そういう印象だった。

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