育児と仕事を両立するフリーランス母の戦術 子どもの預け先確保に東奔西走

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出産後の復帰時期や育児とどう両立するのか。これらはフリーランスで働く女性にとって切実な問題だ

9月中旬、都内のイベントスペースに子ども連れを含む40名以上の女性たちが集った。女性フリーランス向け情報サイト『Rythmoon(リズムーン)』が、ワーキングマザーとプレママ向けに「私らしい産休・育休・復帰」をテーマとしたトークイベントを開いたのだ。

登場したのは、1歳から小学生までの子どもをもつフリーランスの女性たち。自らの体験をもとに、出産後の仕事復帰のしかたや、「保活」と呼ばれる子どもの預け先の確保、毎日の生活スタイルなどを具体的に語った。彼女たちの話から、育児と仕事の両立方法に関してフリーランスゆえの悩みを多く抱えながら、工夫できることもあることが見えてきた。

回答者の3割が産後1週間経たずに復帰

会社員の場合、育休や時短勤務については法律で定められた制度がある。しかしフリーランスの場合は、出産後いつ復帰するか、どのくらい働くかは自分次第だ。ただ、自分次第といっても好きなだけ休んでゆっくり復帰、というわけにはなかなかいかない。

「育休中の収入補助がある会社員と異なり、休業中は無収入」、「休業期間が長いと認可保育園への応募要件を満たさなくなる」、「クライアントとの関係が途切れることで仕事が減ることが不安」など、さまざまな理由でフリーランスの休業期間はえてして短い傾向にある(リズムーンのアンケート調査では30%の回答者が産後1週間経たずに復帰している)。

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