週刊東洋経済 最新号を読む(5/16号)
東洋経済オンラインとは
キャリア・教育 #WORK AGAIN

育児と仕事を両立するフリーランス母の戦術 子どもの預け先確保に東奔西走

6分で読める
2/4 PAGES
3/4 PAGES

専業主婦の母に育てられた夫は、「子どもは3歳から幼稚園。それより前に保育園に預けるのは早過ぎる」という考え方だったのだ。そのため最初から週5日子どもを保育園に通わせることは叶わなかった梅津さんだが、まずは一時保育を利用して保育園生活の「おためし」をしつつ、仕事時間を増やすことで結果も出し、夫の理解を得ようともくろんだ。

理解されにくいフリーランスの働き方

それでも、完全に同意してもらうことは難しく、夫には収集した保育園の情報などをメールで共有したり要所要所で相談したりはするものの、保活はほとんど自分ひとりで行ったという。

保活について語るグラフィックデザイナーの梅津さん

梅津さんが保活に苦労したもうひとつの要因は、フリーランスという働き方を役所に理解してもらいづらい点にある。

自治体ごとの審査基準にもよるが、自宅で仕事をしていることがマイナスになったり、会社員が育休から復帰する場合には得られる加点がなかったりと、会社員に比べてフリーランスは保育の必要性を認めてもらいづらく、保活はどうしても不利になりがちなのだ。

そこで梅津さんは、「駅からも近くて人気が高そうな保育園はあえて候補から外す」、「2歳児定員の多い新設園を第1希望にする」など、戦略的に入園希望園を選んだ。申請のための書類は役所の窓口に直接持ちこんだが、1度目はその場で担当者に「この収入では入園が難しいかもしれない」と言われ、いったん持ち帰った。この当時は出産と育児のために収入が激減していたが、「元の収入を得るためにも保育を必要としている」ことを伝えるため、仕事の実績がわかる資料を整えなおして再度、提出に行ったそうだ。

次ページが続きます:
【専業主婦のほうが得?】

4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象