「この趣味がなければ、若い女性に人気のカフェに行くことはなかっただろうし、知らないままのお店もたくさんあったでしょうね。でも、1人目の客になるという縛りを自分に課したことで、世界が広がった。いろんな世界に少しだけ足を踏み入れておくことで、将来何かやりたいと思ったときに、『知らない世界だから』と初めから敬遠することがなくなるんじゃないかと思っています」
閉店惜しむ声あるけれど…「僕らが通っていればなくならずに済んだかも」
涌井さんがこれからチャレンジしたいのは、美容院や歯科医院の1人目の客になること。出張先の東京でも、いつか1人目の客になりたいと考えているという。
コロナ禍をきっかけに、飲食店の突然の閉店がニュースになることが増えた。そのたびにSNSには閉店を惜しむ声があふれる。しかし、涌井さんは閉店時に惜しむのではなく、趣味を通して開店したお店を応援したいと考えている。
「閉店を惜しむ投稿を見ると、僕らが通っていればなくならずに済んだかもしれないと思うんです。これからも1人目の客になって、いいお店を応援し続けたいですね」


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