毎週ゴルフでしっかり運動しているのになぜ痩せないのか?週末にまとめて運動するのと毎日運動するのでは内臓脂肪を減らす効果が違っていた

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厚生労働省は、内臓脂肪にもっとも効く運動は有酸素運動であるとして、以下のような方法で有酸素運動をするよう、すすめています。

・息がはずむ程度の運動を30分間、週に5日以上行う。
 もしくは、
・1日の歩数をそれまでより3000歩増やす。これは、おおむね30分の歩行に相当する。

「息がはずむ程度の運動」ですから、ぶらぶら歩いたり、犬を散歩させたりするくらいでは不十分でしょう。

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知り合いとすれ違ったときに、かろうじて笑顔で挨拶できる「ニコニコペース」が目安です。

運動すると心拍数が上がり、息が切れます。心臓が最大限に頑張れる強度の、50~60パーセントの強さで実施するのがニコニコペースです。

有酸素運動として有効なだけでなく、疲労物質である乳酸があまり蓄積しないことから、運動初心者やシニア世代でも、続けて30分~1時間運動できる絶妙な速度です。

エネルギー源として、脂肪をもっとも多く消費する強さでもあります。

まとめて運動より毎日運動のほうが痩せる

さて、厚生労働省のすすめるとおりに1日30分の有酸素運動を週5日実施すると、合計150分になります。

つまり、脂肪を落とすためには、1日30分でもよいので、その代わり、日数を増やしなさいということです。

ただし、運動初心者は、週1回から始めてもかまいません。持久力がついてきたら、少しずつ運動の回数を増やしていきましょう。

奥田 昌子 医学博士/内科医

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おくだ まさこ / Masako Okuda

京都大学大学院医学研究科修了。京都大学博士(医学)。博士課程にて基礎研究に従事。生命とは何か、健康とは何かを考えるなかで予防医学の理念にひかれ、健診ならびに人間ドック実施機関でのべ30万人以上の診察/診療にあたる。航空会社産業医を兼務し、ストレス対応を含む総合診療を続けている。著書に『これをやめれば痩せられる』(東洋経済新報社)、『欧米人とはこんなに違った 日本人の「体質」』(講談社ブルーバックス)、『内臓脂肪を最速で落とす』(幻冬舎新書)などがある。

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