夫の急な転勤でも妻は「テレワーク」で働ける 地方で会社員時代の経験を生かす働き方

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結婚前は、都市部に本社がある企業の支社で事務の仕事をしていた一宮さん。普段はそれぞれの場所で受け持った業務を行い、必要があれば電話やテレビ会議などを使って本社とやりとりする――。そういう点において、当時の支社での働き方と、サテライトオフィスでの働き方はそれほど変わらないと感じるという。しかし、ソノリテがやってくるまでは、神山町では一宮さんが希望する事務の仕事がなかなか見つからなかった。

「このあたりだと、農業とか介護職の求人が多く、事務で働きたいとなると市内に出るしかないか……と思っていました。そんなときにソノリテのことを知り、近くで働けることになってよかったです。子どもが大きくなるまでは、この働き方を続けたいと思います」

国も期待をかける地方テレワーク

最近では地方への移住希望者も多く、U・Iターンをした人たちがテレワークで生計を立てているという話も聞くようになった。しかし、その多くはプログラマーやデザイナー、カメラマンなど「手に職」系の人たちの話で、「事務職をテレワークで」と考える人はまだ少ない。総務省の「平成27年版情報通信白書」によると、約4割の企業が「テレワークに適した職種がない」と答えている

しかし、これらの企業は気づいていないだけで、インターネットがあれば地方の山奥でも都市部と同じようにできる仕事があるのだ。そして地方には、八木さんや一宮さんのように事務の経験を生かして働きたい主婦がたくさんいる。

「地方創生」や「労働力人口の維持」という観点から、国も地方でのテレワークに注目し、都市部の企業の仕事を地方で担うことを「ふるさとテレワーク」と名付け、推進しようとしている。今はまだ始まったばかりだが、「手に職」と言われるような特別なスキルがなくても、一般企業で事務をした経験が、地方に移り住んでも生かせるようになりそうだ。
 

やつづか えり フリーランスライター、編集者

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Eri Yatsdsuka

コクヨ、ベネッセコーポレーションに勤務後、2010年にフリーランスに。 2013年に組織人の新しい働き方、暮らし方を紹介するウェブメディア『My Desk and Team』開始。 女性の働き方提案メディア『くらしと仕事』の初代編集長(〜2018年3月)を務め、現在はYahoo!ニュース(個人)他で働き方、組織などをテーマに執筆中。 1児の母。

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