「明らかに違う人が来たことある」との声も…。《名義貸しで外国人が不法就労》出前館「アカウント不正利用」に現役配達員が感じた事
出前館もウーバーも、問い合わせページにて、配達員に関する項目を選べるようになっている。


例えばSNSにアカウント貸し出しの募集があったら、これを通報する。もしもフードデリバリーを利用した際、何か違和感を覚えたらサポートセンターに連絡を入れる……。
もし仮に今後、出前館が「不正対策の保険」をかけるのなら、ここにメスを入れるのはありかもしれない。というのも、利用者に配達員の顔写真が開示されるウーバーと異なり、出前館では配達員情報が位置情報など、最小限しか開示されないからだ(多くは、配達員による任意の設定となっている)。
その一方で、ウーバーイーツでは現状、配達員情報の開示という点ではオープンだ。万が一、名義貸しの不正利用が行われていると感じた際は、積極的にサポートセンターに連絡を入れてほしい。
配達員が危惧する「友達」紹介の悪用
ところで、世間はまったく注目していないが、配達員の私が「次はこの問題がクローズアップされるのではないか……」と懸念している制度がある。それは、ウーバーイーツの「友達」紹介制度だ。
ウーバー配達員には期間限定、地位限定といった条件で、配達員が友達(新しい配達員)を紹介することで、追加報酬が支払われるキャンペーンが行われている。
その金額は、なんと1人あたり5万円。紹介した友達が30日以内に、登録時に選択した都市で10回以上の配達を完了させると、紹介者に追加報酬が支払われる仕組みとなっている。

友達紹介の回数制限には上限があり、その数は50回。つまり最大で、250万円まで追加報酬を獲得できる。
ウーバー運営から通達された注意事項によると、キャンペーンの適用に必要な最低回数しか配達しないなど、乱用とされる行為が確認された場合は対応するそうだが……。
著者が調べた限り、一部のウーバー配達員は自身のプロフィール欄に、「紹介料を渡すので10回ウーバーで配達してくれる方いませんか?」といったメッセージを書き込んでいるようだ。
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