「明らかに違う人が来たことある」との声も…。《名義貸しで外国人が不法就労》出前館「アカウント不正利用」に現役配達員が感じた事
ネットのコメント欄には「中抜きビジネス」「ウーバーでもありそう」「氷山の一角」といった声が寄せられている。一部の人からは「明らかにプロフィールと違う人が自分のとこにも来たことある」「フードデリバリーを使わないことが不法移民対策になる」といった声も散見される。
同報道を受け、出前館は公式ホームページにて謝罪。同内容の不正を検知して以来、顔認証など必要な対策を講じてきたことを表明した。

出前館配達員として直近2カ月間で約200件、ウーバー配達員としては5年間で7200件以上、フードデリバリーの配達をこなしてきた私は、今回の報道を見たとき「あの面倒な顔認証には不正利用を防ぐ目的があったのか!?」と納得させられた。
出前館でもウーバーでも、配達員は稼働前、顔認証を行わなければならない「場合」がある。
実際に行われている顔認証の方法
顔認証はスマホの内カメラを使って行う(ウーバーは写真撮影のみ。出前館はこの作業に加え、顔をカメラに近づける「動作」も行うよう指示される)。
例えば、夜間の屋外で撮影する場合は暗がりのため、顔認証のやり直しを求められるケースは少なくない。よって撮影は明るい場所で行う。諸々の作業によりロスする時間は、おおよそ30秒未満といったところか。
短時間とはいえ、正直に申し上げて、面倒な作業だと私は感じていた。なぜなら、これらの作業に賃金は発生しないから。
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