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森永卓郎さん(享年67)の遺言「住宅ローンは、銀行には《理想の巨大集金システム》で、《経済成長なき、ひ弱な日本》を作った原因でもある」

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  • 森永 卓郎 経済アナリスト、獨協大学経済学部教授
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この経済政策は、1980年代末期のバブル景気あたりまでは有効でした。

「人と金を中央に集めるシステム」の効果が見事に発揮されていました。そのために世界の中でも日本経済は勢いを持っていたのです。

"失政"が「経済成長なき、ひ弱な国」を生んだ

ところが、バブル崩壊後は、小泉内閣で不良債権処理が断行されて、いくつかの銀行がつぶされていきました。

私がほかの著書で書いているように、「地価が下がったことで不良債権が生まれても、そのまま放っておいたら地価はもとに戻って不良債権も普通の債権に戻るのに、その処理を急いだために日本の金融界がぼろぼろになった」のです。

この間、不良債権処理で潰れた会社のサラリーマンは失業して、再就職が難しくなりました。そこで非正規社員が爆発的に増えたのです。

その"失政"の影響がその後30~40年も続いて、現在の「経済成長なき、ひ弱な日本」が生まれたと私は確信しているのです。

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