80代「自力で歩けない患者さん」医師が勧めた意外な食べ物→1日5個食べて、別人のように回復【血液検査でわかる「健康長寿」の指標とは?】

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なお、アルブミン値がどれくらいのレベルになれば合格なのかについては、別掲の表を参考にしてください。シニア世代の方であれば、アルブミン値4.4が最低限の合格ラインです。できれば、4.5を目標に据えてがんばっていくといいでしょう。

ぜひみなさんも動物性たんぱく質を摂りつつ、健康診断や定期健診などで調べた血液検査のデータを逐一チェックして、「元気指数」をアップしていくようにしてみてください。

肝臓大復活
シニア世代の方であれば、アルブミン値4.4が最低限の合格ライン(図解:『肝臓大復活』より)

ここで、アルブミン値をアップさせることに成功した患者さんの実際のケースをご紹介しましょう。

80代で別人のように元気になった男性

数年前、私の日本橋のクリニックに、80代の患者さんが来院されました。足腰が弱ってきて、息子さんの介助なしでは歩けないという状態でいらっしゃったのです。その方は「もう先生の診察を受けるのも最後です」とあきらめたように話されていたのですが、採血をしてアルブミン値を測ってみると、たしかに3.3とかなりの低値でした。

そこで私は、その方に「アルブミン値を上げるために、1日に5個のゆで卵を食べてください」とアドバイスしました。

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