「福岡ではウエストと2強→競争激化で低迷」うどんチェーンの「うちだ屋」。ホリエモン顧問の会社が買収した店は、一体どこが魅力なのか?
「うちだ屋」は1998年には九州全域に120店・年間60億円を売り上げ、福岡県内では「ウエスト」と並び、2強を競っていた。
しかし、バブル崩壊による持ち物件の不良債権化で経営危機に陥り、再建後は他の外食・ファミレスとの競争で業績が低迷。撤退が相次いだものの、今でも42店舗(「麺勝」などのブランド含む)が営業中だ。
一体どんな店なのか? 入店してみると…
さっそく、旗艦店である「姪浜店」(福岡市西区)に入店してみよう。地下鉄の駅にほど近いマンション街だけあって、4人掛けのテーブル席や小上がり席は、家族連れや友人同士の来客でいっぱい。
100席クラスの「大箱物件」で、家族・仲間での需要をしっかり掴む「うどんファミレス」として成立しているようだ。

うちだ屋の「全部乗せうどん」(筆者撮影)

うちだ屋の「ねぎとろ丼」(筆者撮影)

レジでは濃縮だしを持ち帰り販売している。家でも使い勝手が良いが、ミニサイズを発売してほしい(筆者撮影)
メインとなるうどんは、出汁は昆布・鰹節を感じる上品さで、いわゆる「博多うどん」の系統だ。それなりのコシがある「資さん」とは対照的な麺の柔らかさだが、天ぷらの旨味を吸い込み、受け止める存在としてはベストマッチング。万人受けしながらも、特徴の違いとして許容範囲に収まる味だ。

メニュー表。看板に大きく掲げる「和風ちゃんぽんうどん」が頼めないのはいただけない(筆者撮影)
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