20人に1人の割合でいるといわれる「サイコパス」。彼らはなぜ、どのように職場を「生き地獄」にしてしまうのか?

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いじめの対象となったあなたは自信を失い、同僚のことも信用できなくなる。それでも初めのうちは、サイコパスがそうした行動をとるのはストレス、多忙、不安のせいだと片づけようとする。あるいは自分に非があると思い込み、なんとかしてサイコパスを満足させたいと懸命に努力する。

しかし、彼らはあなたに立ち直れないほどの打撃を与えるだけではなく、あなたが働いているチーム、組織、企業にも致命傷を与えかねない。組織が成功し、生き延びるうえで必要不可欠な信頼関係とチームワークを、サイコパスが打ち砕くからだ。

サイコパスの世界を探っていけば、彼らのとる行動をある程度は把握できるようになるが、真の意味でサイコパスを理解するには、彼らの目を通して世界を見なければならない。

そうすれば共感力がまったくない人間に世界がどう見えているかがわかってくるだろうし、サイコパスの考え方が甚大な被害をもたらすことも納得できるだろう。

職場のサイコパスに対処する

突きつめて考えれば、職場のサイコパスに対処するには、企業が彼らの悪行を効率よく封じ込めるか、彼らを追い出すしかない。

だからこそ、サイコパスがもたらすリスクを理解して対処法を学べば、あなた個人の心身の安全を守れるだけでなく、勤務先の組織に長期的な成功と安定をもたらせるのだ。

(翻訳:栗木さつき)

デイヴィッド・ギレスピー 元弁護士、作家

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David Gillespie

企業の顧問弁護士の経験があり、ソフトウェア会社の共同創業者として、またテクノロジー投資家として成功をおさめ、作家としても活躍。ソフトウェア会社の共同創業者として、またテクノロジー投資家として成功をおさめ、作家としても活躍。著書に『有毒な人との接し方(Taming Toxic People)』、『ブレイン・リセット(Brain Reset)』、『ティーンの脳(Teen Brain)』、『甘い毒(Sweet Poison)』シリーズなど多数。妻と6 人の子どもとオーストラリアのブリスベンに暮らす。

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