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「婚姻届は2年後に出す予定」SNSで出会った36歳男性と身体障害のある女性が選んだ事実婚生活。ボーナス全額貯金で「バリアフリー新居」資金に

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今までは言い寄られるがままに恋愛相手を受け入れていたという久美子さん。初めて自分のほうから人を好きになった、それが価値観も感覚も共有できる順一さんだと告白。順一さんも「この人とならばずっと一緒にいられる。一人でいるより2人でいたい」と確信し、交際して数カ月後には結婚前提での未来を話し合うようになった。今でも毎週末にどちらかの家に行き来する生活だが、相手が身体障がい者であることはハードルにならなかったのだろうか。

「しばらく付き合ってみて、それは大丈夫だと思えました。一緒に気分よく過ごすためには助け合わなければならないのは他の人と同じです。例えば、彼女は料理を作ってくれますが、障がいの影響で生焼けで食卓に出してしまうこともあります。そんなときは『レンジでチンしようか』と私が気づいてフォローすればいいだけです」

親に結婚を伝えたときの反応

母親と姉には昨年の暮れに久美子さんを紹介した。久美子さんには、「自分と家族は考え方が違う。障がいのことで心無いことを言われるかもしれないけれど、覚悟してね」と念を押したという。久美子さんは緊張していたようだが、家族の反応は想像以上にフェアなものだった。

「彼女の身体障がいには一切触れずに、『あなたたちの幸せはあなたたち自身で決めたらいいよ』という態度でした」

順一さんの母親と久美子さんには編み物好きという共通点がある。久美子さんは作品の一部をフリーマーケットで販売しており、次回は順一さんの母親の作品も委託販売するという交流が生まれている。天涯孤独だという久美子さんにも家族ができつつある。

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