作品の出来を左右する? 「『るろうに剣心』の“伝説のロケ弁”」「ロケ弁にこだわる“愛媛県”の自信作」 撮影地で爆売れ《ご当地弁当》を紹介!

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また映画だけでなく、ドラマ『グレースの履歴』(NHK、2023年)の撮影では、地元の郷土料理である「タコ飯」を使ったロケ弁が。さらに、配信ドラマ『離婚しようよ』(2023年)では、松山市や今治市などでのロケの際に供された「唐揚げ鯖焼き」が好評でした。エキストラにも出されたロケ弁です。

タコ飯
郷土料理の「タコ飯」(写真左)もロケ弁に入りました(写真:えひめフィルム・コミッション提供)
唐揚げ鯖焼き
インパクトのある見た目の「唐揚げ鯖焼き」(写真:えひめフィルム・コミッション提供)

さらに、ドラマ『笑うマトリョーシカ』(TBS、2024年)は、松山市内や県南部の愛南町で撮影されていますが、このときに供されたのが、地域の郷土料理「鯛そうめん」です。郷土料理を地元の人たちが手作りでふるまい、キャストやスタッフにも大好評だったとのことです。

鯛そうめん
地元の人たちが振る舞った郷土料理「鯛そうめん」(写真:えひめフィルム・コミッション提供)

地域にとってもメリットのある「ロケ弁」

ロケ中のキャスト、スタッフにとって最大の「癒やし」であるとともに、地域の人たちにとってもその土地の魅力を最大限アピールできるチャンスである「ロケ弁」。

特徴のある「ロケ弁」が多くあれば、ロケの楽しみも増えて、間違いなくスタッフのモチベーションも上がり、映画やドラマの出来にも影響してくるようです。

また、キャストのファンにとっては、“推し”のキャストがおススメする味は、その土地を訪れるきっかけにもなりえます。東京都調布市では、2024年に映画やドラマのロケに使用された市内の飲食店を「“映画の町調布“ロケ・グルメマップ」にまとめました。

このGW、注目作の「ロケ弁」巡りをしてみるのもいいかもしれません。

古関 和典 ロケ地研究家、コンテンツツーリズム研究家

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こせき かずのり / Kazunori Koseki

1973年神戸市生まれ、早稲田大学政治経済学部卒業後、旅行会社に入社。映画『のだめカンタービレ』のヨーロッパロケを担当して以降、社内でチームを立ち上げ、数多くの映画、テレビドラマ、アニメ等のコンテンツ制作の業務に携わる。2016年、TIFFCOMにおいて、『日経エンタテインメント!』と共催で「全国ロケ地セミナー」を開催し、その活動が同誌でも紹介される。2023年、法政大学大学院政策創造研究科修士課程修了。

現在は業務の傍らでロケ地研究家として「ロケ地ラボ」を主宰し、各大学や地域での講演も行っている(2015年以降、内閣官房より「地域活性化伝道師」の委嘱を受け活動)。2021年、フジテレビ『超逆境クイズ!!99人の壁』に「ジャンル=ロケ地」でチャレンジャー出場、グランドスラム達成。コンテンツツーリズム学会理事。

ブログ:https://ameblo.jp/chiiki-media/

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