作品の出来を左右する? 「『るろうに剣心』の“伝説のロケ弁”」「ロケ弁にこだわる“愛媛県”の自信作」 撮影地で爆売れ《ご当地弁当》を紹介!
地元のお弁当屋さんや食堂などがフル稼働し、時には地域の人々が総出で炊事に携わることになります。いかに多くの胃袋を満足させるのか、地域としても腕の見せ所になるでしょう。
そこで今回は、人気ロケ地でよく出てくるケータリングや、監督やキャストお気に入りの「お弁当」など、代表的なものをご紹介します。
破壊力抜群の「近江牛弁当」
時代劇撮影の中心地である京都にも近く、彦根城や三井寺などの歴史的建造物はもちろん、琵琶湖をはじめとする豊かな自然環境もあることから、滋賀県でも時代劇の撮影が多く行われています。

映画『るろうに剣心』シリーズ(2012年、2014年、2021年)や『レジェンド&バタフライ』(2023年)など、大作を滋賀県で撮影した大友啓史監督は、同県の魅力について、「滋賀県はおいしい食べ物が本当に多い。ロケ弁もおいしくて毎日楽しみでした」と語っています。
中でも、近江牛を使ったロケ弁を愛食していて、「疲れ切っていたスタッフを労うために近江牛のおいしいすき焼き屋さんに連れて行くと、みんなが山ほど食べて……。ロケ地で一発逆転できる絶品グルメがあるというのは本当に強い」と絶賛しています(映画『るろうに剣心』公開時のインタビューより)。
滋賀ロケーションオフィス(滋賀県庁内)でも、通常のロケ弁はとにかくコスパ重視で、600円~700円前後のものを手配することが多いようですが、メリハリをつけるためにも、ここ一番のときには豪華で地域の魅力を感じられる食事をオーダーしていたとのこと。
そんな中でも、近江牛を使ったロケ弁は、過酷なロケでのキャストやスタッフのスタミナ源となっているようです。

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