「ドミノ・ピザは大量閉店」「シカゴピザは自己破産」…栄枯盛衰の宅配ピザ業界。王者が入れ替わってきたその競争の歴史

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ウーバー・出前館…デリバリー全盛期、宅配ピザは生き残れるか

セブンイレブン
セブン-イレブンのピザ。関西・大阪万博の店舗にて(筆者撮影)

宅配ピザ業界の今後の課題は、コロナ禍でUber Eats・出前館などのデリバリーサービスが急増したことによる「ピザ以外の宅配フードとの競争」だろう。いまやピザ以外にもハンバーガー・ご飯もの・麺類・コンビニ弁当などが何でも届くとあっては、ピザだからといって、消費者が高単価な金額を支払ってくれるわけではない。

宅配ピザ各社は、ピザ以外の受注増加やドライバーの稼働率向上を目指して、テンフォー・ピザダーノの丼物、ピザ・ウイリーの弁当など、ピザ以外を取り扱うケースが目立ってきた。しかし、何でも家に届く現在では、ピザ屋が片手間で作った丼より、ごはん屋さんの丼のほうに価値があるのは明白だ。

「チーズと小麦粉で練った生地」という組み合わせのピザは、やはり毎日頼まれるものではない。宅配ピザのライバルが宅配ピザだけでなくなった今、どこまで注文の頻度を上げて、単価を獲れるプレミアム感を維持するか。また先駆者のドミノ・ピザは巻き返すのか。注目していきたい。

【もっと読む】「一気に172店も閉店」「まさに閉店ドミノ」 ドミノ・ピザが国内の2割の店舗を閉店。”閉店ドミノ”は一体なぜ起きたのか? では、コロナ禍に急速に店舗数を増やすも、ここに来て大量閉店となっている「ドミノ・ピザ」の現状について、ライターの宮武和多哉さんが詳細に解説している。
宮武 和多哉 ライター

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みやたけ わたや / Wataya Miyatake

バス・鉄道・クルマ・駅そば・高速道路・都市計画・MaaSなど、「動いて乗れるモノ、ヒトが動く場所」を多岐にわたって追うライター。政令指定都市20市・中核市62市の“朝渋滞・ラッシュアワー”体験など、現地に足を運んで体験してから書く。3世代・8人家族で、高齢化とともに生じる交通問題・介護にリアルに対処中。著書「全国“オンリーワン”路線バスの旅(既刊2巻・イカロス出版)など

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