「ドミノ・ピザは大量閉店」「シカゴピザは自己破産」…栄枯盛衰の宅配ピザ業界。王者が入れ替わってきたその競争の歴史
ウーバー・出前館…デリバリー全盛期、宅配ピザは生き残れるか

宅配ピザ業界の今後の課題は、コロナ禍でUber Eats・出前館などのデリバリーサービスが急増したことによる「ピザ以外の宅配フードとの競争」だろう。いまやピザ以外にもハンバーガー・ご飯もの・麺類・コンビニ弁当などが何でも届くとあっては、ピザだからといって、消費者が高単価な金額を支払ってくれるわけではない。
宅配ピザ各社は、ピザ以外の受注増加やドライバーの稼働率向上を目指して、テンフォー・ピザダーノの丼物、ピザ・ウイリーの弁当など、ピザ以外を取り扱うケースが目立ってきた。しかし、何でも家に届く現在では、ピザ屋が片手間で作った丼より、ごはん屋さんの丼のほうに価値があるのは明白だ。
「チーズと小麦粉で練った生地」という組み合わせのピザは、やはり毎日頼まれるものではない。宅配ピザのライバルが宅配ピザだけでなくなった今、どこまで注文の頻度を上げて、単価を獲れるプレミアム感を維持するか。また先駆者のドミノ・ピザは巻き返すのか。注目していきたい。
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