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「一気に172店も閉店」「まさに閉店ドミノ」 ドミノ・ピザが国内の2割の店舗を閉店。”閉店ドミノ”は一体なぜ起きたのか?

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突然訪れたコロナ禍のなかで、Uber Eatsや出前館などは配達人員・体制を揃えられず、店も配達員も不慣れな中でトラブルも多発していた。この頃までは、デリバリーがメインの宅配ピザチェーンが先行者のメリットを享受していたが、今では各サービスともにノウハウを積み上げ、和食・洋食・ハンバーガー・コンビニの商品などが大体何でも届くようになった。

10年、20年前のように「宅配と言えばピザ」状態ではない。この中で、「シェアしやすい」「ハレの日のプレミアム感」だけで数千円にものぼるピザを選んでもらえるだろうか?

また「ピザを食べる」場合でも、ロピア・オーケーなどのスーパーや、セブン-イレブン(一部店舗限定)でも、1000円以下で侮れないクオリティのものを出している。

宅配ピザはいまや「宅配」でも、「ピザ」でも特別感がなくなっている。この辺りは、宅配ピザ業界すべてに共通する悩みだろう。

ドミノ・ピザの「ピザBENTO」(筆者撮影)

また「ハレの日」の大口注文以外にも購入者層を広げるべく、ドミノ・ピザでは個食やランチ需要向きの「ピザBENTO」(「2023年発売「マイドミノ」のリニューアル)に力を入れていくという。

ただ「おひとりさま」メニューの開発ではピザハット(MY BOX 2021年1月発売)に遅れをとり、少人数で食べきれる「Pサイズ」を導入したピザーラ、ナポリの窯にも先を越されている。今から「おひとりさま」客層の支持を得ることができるのか、「閉店ドミノ後」の次の一手が注目される。

ドミノ・ピザの業界トップの座は揺るぎないとしても、コロナ禍前から続いていた拡大傾向に見切りをつけ、正反対とも言える「既存店の再構築」「需要が見込める地域・店舗への注力」に、どこまで踏み込めるか。そして、ハイペースでの出店を支えてきたフランチャイジーの方々に、ちゃんと報いることができるのか。半世紀以上も「宅配ピザ店」の歴史を世界で紡いできたドミノ・ピザの今後に注目だ。

コロナ禍からの脱出や特需の終了で、風雲急を告げる宅配ピザ業界。ドミノ・ピザをはじめとする3強のこれまでの歩みと、今後の業界の展望は、後半記事「「ドミノ・ピザは大量閉店」「シカゴピザは自己破産」…栄枯盛衰の宅配ピザ業界。王者が入れ替わってきたその競争の歴史」で触れることにする。

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