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「一気に172店も閉店」「まさに閉店ドミノ」 ドミノ・ピザが国内の2割の店舗を閉店。”閉店ドミノ”は一体なぜ起きたのか?

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ピザを食べ比べた月並みな感想は「やっぱり、ドミノは美味しいだけでなく、別格感がある!」のひとこと。現場では変わらず、美味しいピザを提供しているようだ。

ただ、日本でドミノ・ピザを展開する「ドミノ・ピザ ジャパン」(ドミノ・ピザ エンタープライズ(以下:DPE社)傘下)は、経営上の課題が散見される。

3年間で400店の「出店ドミノ」 招いたのは「競争激化」「現場崩壊」

そんな宅配ピザの世界的な先駆者であり、売り上げ・店舗数ともに日本国内トップのドミノ・ピザは、なぜ国内の2割にもあたる172店の閉店を決断したのか? 原因は「コロナ禍での並外れた大量出店」。現場というより、経営サイドの戦略の問題だ。

ドミノ・ピザのロゴ(筆者撮影)
ドミノ・ピザの店舗(筆者撮影)

全世界で1.6万店を展開するドミノ・ピザも、2013年にDPE社の傘下に入るまでは国内に200店少々しかなく、店舗数・売り上げでトップを走るピザーラとの差が広がり続けていた。

日本法人「ドミノ・ピザ ジャパン」は、DPE社のもとで、フランチャイズ店による出店にも力を入れるようになる。なかには社内独立で7店舗のオーナーとなるフランチャイジーも登場し、2019年頃には店舗数でピザーラ・ピザハットを抜いて2位に浮上。このタイミングでコロナ禍に入り、DPE社はデリバリー特需を見込んで、3年間で400店もの「出店ドミノ」に踏み切った。

2023年のクリスマス前には、盛んに予約を受け付けていた(ドミノ・ピザ公式Xより)

しかし、「出店ドミノ」に乗ってオープンしたにもかかわらず、わずか1年ほどでの閉店も相次いだ。積極的すぎた「出店ドミノ」が、172店という「閉店ドミノ」に繋がったのは間違いない。

実販・利益が上がらず撤退が相次いだ理由として、ドミノ・ピザのそもそものスタイルが「全国で幅広く通用する」ものでなかったことが考えられる。

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