パックンが考える「世界経済の先行きが読みづらい今こそ、子どもに"投資"を教えたほうがいい3つの理由」

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余剰金の仕組み
(画像:『パックンの森のお金塾 こども投資』、イラスト/伊藤ハムスター)

親御さんは節約のアイデアを考えたり、アルバイト交渉に協力したり、ぜひ一緒に取り組んであげてください。

理由3:詐欺や闇バイトに巻き込まれない

子どもの頃からお金の使い方や育て方、貯め方、節約の仕方といったマネーリテラシーを身につけておけば最近、問題になっている詐欺や闇バイトに巻き込まれることもないでしょう。

パックンの森のお金塾 こども投資
『パックンの森のお金塾 こども投資』(主婦の友社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

例えば、節約やアルバイトで1円でも2円でも得るのが大変とわかっていれば、詐欺のように努力せずお金が入ることに違和感を覚える。一日10万円もらえる闇バイトが、どれだけ怪しい話か直感的にわかるようになりますよね。

そして日頃から大切なのは、親や周りの大人がズルをしないこと。

間違って届いた宅配物や多くもらいすぎたおつりは、子どもの前できちんと返す。昔、僕の親戚のおじさんが、ファストフード店でケチャップやマスタードをたくさん持って帰っていたけれど、僕は大きくなって、それって泥棒だよね?ということに気づいた。

日本人はその辺りの倫理観はしっかりしている人が多いけれど、やっぱり何かを受け取ったら、きちんと払わないといけない。つまり人に迷惑をかけてはいけない。

そういう意味で、詐欺は人にすごく迷惑をかけているわけですから、そういうことを子どもの頃からしっかりと教え込むことは大事です。また闇バイトは「犯罪だからダメ」とはっきり伝えましょう。

こういった倫理観や金銭感覚を肌身で感じていれば、子どもが将来危ないことに巻き込まれる心配はないでしょう。とにかく子どもは親や周りの大人の行動をよく見ています。大人は言葉で教えるというよりは、行動で示すことが大事ですね。

闇バイトの仕組み
(画像:『パックンの森のお金塾 こども投資』、イラスト/伊藤ハムスター)
パトリック・ハーラン タレント

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Patrick Harlan

1970年生まれ、米国出身。米ハーバード大学卒業後に来日。英会話学校講師を経て、97年お笑いコンビ「パックンマックン」を結成。情報番組のコメンテーターや大学客員教授としても活躍。

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