「掃除」に「洗濯」から「孫のだっこ」まで…医師が指南する、日常の【腰が痛い場面】を乗り切る"処方箋"

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それでも顔を洗うのがつらい人は、姿勢を工夫してみてください。少し工夫することで、腰への負担を大きく減らすことができます。多くの人が無意識にとってしまう腰に悪い姿勢と、おすすめの姿勢を比較しながら説明します。

●悪化させる姿勢

・両足をそろえて立つ

・背中をまっすぐに伸ばしたまま前に曲げる

この姿勢では、腰に大きな負担がかかり、とくに腰痛持ちの方は痛みを感じやすくなります。

(出所:『脊柱管狭窄症の痛み・しびれリセット法』より)

※外部配信先では図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

●おすすめの姿勢

・足を肩幅くらいに開き、片方の足を少し前に出します。これにより安定した姿勢がとれます。

ひざを軽く曲げ、お腹を少し前に出すようにして、ゆっくりと前かがみになります。この動作によって、腰椎ではなく股関節を曲げやすくなるので、腰へかかる負担をやわらげます。

可能であれば、洗面台にひじをつけて体を支えます。これにより、さらに腰への負担が軽くなります。

(出所:『脊柱管狭窄症の痛み・しびれリセット法』より)

「買い物・掃除・洗濯」の際の注意点

家事をするときは、注意すべきシーンが3つあります。

【シーン①買いもの】

お米やミネラルウォーターなど、重いものを持ったり、運んだりする場合は、できるだけ手で持たないようにしてください。お店ではショッピングカートを使う、行き帰りはシルバーカーを使うなど、腰へ負担をかけないように心がけましょう。

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