テレビや雑誌などのメディアで健康情報を発信するトレーナーの坂詰真二さんが、疲れない体、引き締まった体、自信がもてる体をつくるメソッドを伝授する本シリーズ。今回のテーマは「膝の痛みの予防と軽減法」です。
体の不調を和らげてコンディションを整えるトレーニング、今回のテーマは「膝の痛みの予防と軽減法」です。
さて、体の動きに関わる筋肉、骨、関節を「運動器」と総称しますが、このうち損傷すると最も回復しにくい組織はどれでしょうか?
A 筋肉
B 骨
C 関節
「いかに長持ちさせるか」がカギ
正解はCの関節です。
骨は筋肉同様に鍛えることができますが、関節は基本的には鍛えられないどころか、消耗品であるともいえます。なぜなら、筋肉と骨の中には血管が張り巡らされており、新陳代謝が繰り返されているのに対し、関節内にある骨の末端部や関節軟骨は血管に乏しく、摩耗したり損傷してしまうと自然に治るということができないのです。
この意味で関節は消耗品であり、いかに負担をかけずに長持ちさせるかが、重要になります。
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