体の動きを30年研究してわかった「究極の姿勢」 ストレッチの常識を覆す「シン柔軟法」の中身
たどりついた、重力の影響を最小限にする姿勢
あなたの体は硬いですか? それとも柔らかいでしょうか?
そもそも、体の硬さを意識したことがない人もいるでしょう。
では、試しに前屈をしてみてください。
自分が思っていたよりも、手がスッと伸びていかなかったのではないでしょうか。
人の体は本来、とても柔軟性に富んでいます。
あなたも赤ちゃんの頃は、いまよりずっと柔らかい体だったはずです。
ではいったい、いつの間に硬くなってしまったのでしょうか。
その問いに対する答えは、「重力」です。
人は「二足歩行で直立する」という進化を遂げ、自由に手を使えるようになり、現在に至る進歩と発展を手に入れました。
しかしその代償に、重力の影響に耐えながら、頭を中心とする上半身の重みを、背骨や腰、二本の足で支えなければならなくなりました。
結果として、年齢を重ねるごとにその重さに耐えきれず、その場その場でラクに感じてしまう動き、重力の影響を受ける面積が広い姿勢をとり続け、体がゆがみ、縮んで、最終的に硬さとなってあなたの体に現れます。
5年、10年、20年……。長年、体に染みついてしまった、その間違った姿勢や動きを、簡単に直すことは容易ではありません。
ですが、たったひとつだけ方法があります。
ゆがみ、縮んだ体をもとの状態に10秒で戻し、重力の影響を最小限にする。
それがナチュラルポジションです。
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