体が硬い男性に勧めたい驚異「1分ストレッチ」

"筋肉と腱が伸びる能力"は非常に大切

科学的アプローチを取り入れたエクササイズで、下半身を柔らかくするストレッチを紹介していきます(写真:buritora/ PIXTA)  
昨今、「体を柔らかくしたい」というニーズが高まっています。体が硬いとケガをする危険性も高くなりますし、柔軟性は高めておきたいものですが、「いい歳(とし)だからもう無理かな……」と諦めてしまっている人も多いかもしれません。
ですが、「どんなに年齢が高くても、体は柔らかくできる」というのは、フィギュアスケーターなどのプロアスリートから一般の人々まで幅広く指導を行うストレッチデザインの村山巧氏です。70代の高齢者もベターッと開脚できるようになるという、科学的で簡単な新ストレッチを教えてもらいました。

柔軟性が低いとケガをしやすくなる

私は、プロアスリートだけでなく、一般の方々にも柔軟クラスを開催していますが、とくに体の硬い方からのリクエストでは「前屈でベターっと手を床につけたい」というものがいちばん多いです。

柔軟性を手に入れることは、「できた!」という達成感のためだけではありません。柔軟性、イコール“筋肉と腱が伸びる能力”は人間にとって非常に大切なものです。柔軟性が低く体が硬いと、ケガをしやすくなってしまいます。体が硬くなってしまったお年寄りにケガが多いのは、このことも大きな原因です。

ですが、「歳(とし)だから硬いのは仕方ない」かというと、そうではありません。体が硬くなる本当の原因は加齢自体ではなく、ストレッチ不足にあります。人間の体は使わない筋力や機能は年齢に関係なくどんどん退化するようになっています(難しい言葉では「廃用性萎縮」といわれます)。

例えば、足を骨折してギプスで固定し、1カ月間病院のベッドで寝たきりになると、筋力に自信がある20歳の男性でも驚くほど足が細くなってしまいます。逆に、80歳のおじいちゃんボディビルダーがいるように、日々鍛えていれば高齢であっても筋肉は成長します。

体の柔軟性も同じです。つまり、年齢に関係なくストレッチを日々の習慣にしていれば高齢者であっても体は柔らかくなりますし、していなければ若くても体は硬くなります。

実際に、クラスで私が指導する「PNF(脳科学)」×「筋膜リリース」の2つの科学的アプローチを掛け合わせた手法を実践していた75歳の女性が、ベターッと開脚できるほど柔軟な身体を手に入れています。

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