
古田氏のトレードマーク「メガネ」にはいくつもの理由があった(古田氏<右>の写真は本人提供、窪田氏の写真は撮影:梅谷 秀司)
メガネがトレードマークのスポーツ選手。その代表ともいえるのが、元プロ野球選手の古田敦也さんだ。メガネとの付き合いはもう40年以上。「メガネをかけた捕手はプロでは活躍できない」の常識をぶち破り、野球殿堂入りまで果たしている。現在は野球解説者やスポーツキャスターとして多方面で活動しながら、野球少年たちの育成にも尽力。あとに続くメガネ少年たちの希望の星でもある。
『近視は病気です』の著者であり、近視を予防するための活動に取り組んでいる眼科医の窪田良さんとの対談企画。第3回は、スポーツによって子どもたちがどのように成長できるのか、話を聞いた。
小学生の「なりたい職業」3位に野球選手がランクイン
窪田:古田さんは野球を通して、子どもたちの育成にも関わっていらっしゃいますよね。ご出身の兵庫県川西市では、「古田旗争奪少年軟式野球大会」を開催されているとか。
古田:もう20年前からやっているイベントで、僕も毎年、子どもたちの試合を見に行くのが楽しみなんです。小学生の子どもたちは、とにかく野球を楽しんでくれたらそれでいい。思いっきり投げて、思いっきり振って、思いっきり走ってくれるのが一番です。

古田旗争奪少年軟式野球大会は今年で20回目を迎える(写真:古田氏提供)
窪田:そうした活動をされているのは、やはり野球人口を増やすためですか?
古田:そうですね。プロになるだけが野球ではないので、身近なところで興味を持てるようなきっかけがあると、もっと野球を楽しんでくれる人が増えるんじゃないかなと。野球の裾野を広げるのが我々の仕事だと思っているので、少年野球大会以外にもいろいろな形で普及に取り組んでいます。
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