そして2つ目は、社会に対する愛。「現在日本は子どもが少なく、結婚率も低いですよね。子どもが少なくなるということは、日本の国力が下がる。だとしたら今後、『少数精鋭の日本人』を育てるのが僕らの役割だ、なんて考えているところがあります」。
女性には男性にはない力がある。その逆もまた然りだ。できれば、お互いの強みを子育てに注ぎたい。それが高橋さんの考え方だが、言うは易し、行うは難しというもの。しかし、高橋さんはかっこいいパパ像を追求し、日本のパパたちに自らお手本を示す。
壮絶な一週間でも、やってやれないことはない
テレビ局のプロデューサーとして働く高橋さんの子育てライフは、まさにめまぐるしい日々だ。
「月曜日から金曜日まで朝は僕が子どもを園に送ります。そのうち半分ぐらいは、お弁当もつくります。週2回の引き取りは僕の担当。その日は子どもと一緒に夕食をとって寝かしつけ、その後自宅で仕事のやり取りをします。番組オンエア前は会社に泊まることが多いですが、朝まで仕事してそのまま子どもを送って、ちょっと家で寝て、また会社に行く、ということもあります」
過酷に見える日々だが、高橋さんは子育てについて誇らしげ語ることなく、つねにごく当たり前のこととして語る。それでも自己評価は、まだまだ「発展途上のダディ」だと言う。
「自分がサンプルになって『スーパーダディ』という新しいジャンルを提案していきたいと思っていますが、自分もまだスーパーダディにはなれていないです。協会名に『スーパー』をつけているのは、『スーパーになりたい集団』という意味なので」
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