「フルーツの高野」が新宿の名所となった軌跡 フルーツ食べ放題やアフタヌーンティーも

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苺のパフェ(2200円)。生の苺をたっぷりと使った迫力あるビジュアルは、宝石を散りばめた王冠のよう。こくのあるマスカルポーネクリームを合わせ、苺の瑞々しく爽やかな味わいを引き立てている(編集部撮影)

メインの苺の味が引き立つ、甘さ控えめな仕上がり

高さがあって、見た目からはボリュームを感じる。しかしメインは生のフルーツで、マスカルポーネクリームなども苺の味を引き立てるべく、甘さ控えめに仕上げてある。お腹はいっぱいになっても、苦しくはない。爽やかな後口と「体にいいことをした」という精神的な満足感とでも言おうか。

使う苺は仕入れ状況によって異なり、試食した日に使われていたのはとちおとめ。そのほか、フェア期間中限定の希少品種も登場する。例えば奈良県産の「古都華」、大分県産の「ベリーツ」などを扱っている。

新宿本店地下2階のケーキコーナーでは、期間限定の苺を使ったショートケーキ「シャンティ〜いちご」(1026円)を販売。その日販売されていた、「とちあいか」のケーキを購入した。

「とちあいか」を使用した「シャンティ〜いちご〜」(1026円)。購入した1月22日はショートケーキの日(カレンダーで見ると「15(いちご)」が上に載っている)ということで、サービスでトッピングの苺が2個に(筆者撮影)

スポンジは、持ち帰りを前提としてふわふわというよりは、どっしりと焼き上げてある。とちあいかのまろやかな甘さで、スポンジになじんでいるように思えた。食感も少しやわらかめだが、大きめにカットしてあるため存在感が感じられた。

秋山氏によると、新宿高野のショートケーキは同じフルーツでも異なる品種を使ったものを販売していることもある。その場合、品種の違いによりカットを変えたり、フルーツと土台の全体の食味のバランスを考えてデザインを考えているそうだ。

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