「子どもの才能を無力化する」ダメな親の接し方 「信じていない」というメッセージになっているかも

子どもを大人と同じように扱わず「子ども扱い」すると、心の成熟が遅くなってしまうという結果が出ています(写真:Ushico/PIXTA)
研修の企画・講師を年200回、トータル2000社、累計2万人を超えるビジネスリーダーの組織づくりに関わってきた組織開発コンサルタント・高野俊一氏による連載「上司1年目は“仕組み”を使え!」。エンターテインメントコンテンツのポータルサイト「アルファポリス」とのコラボによりお届けする。
子どもを「大人扱い」できていますか?
皆さんは日頃、自分の子どもを「子ども扱い」していませんか? 子どもは子どもですから「子ども扱い」して何が悪いんだろう、と思われたかもしれません。
じつはさまざまな研究で、子どもを大人と同じように扱わず「子ども扱い」すると、心の成熟が遅くなってしまうという結果が出ています。
しかも私たち親は、自分の子どもを「子ども扱い」していることに気づいていません。無意識に以下のような声かけをしていないでしょうか。
「早く起きなさい」
「ご飯は残さないで食べて」
「なんでそういう食べ方するの!」
「宿題やりなよ」
「宿題やらないと先生に怒られるよ」
「いい子にしてないと鬼がくるよ」
「もうゲームは禁止!」
「ご飯は残さないで食べて」
「なんでそういう食べ方するの!」
「宿題やりなよ」
「宿題やらないと先生に怒られるよ」
「いい子にしてないと鬼がくるよ」
「もうゲームは禁止!」
子どもは、自分で自分の行動を決定することがなかなかできません。そもそも「今何をすべきか」という問いを自分に向けることがありません。そこで親は子どもに「今何をすべきか」について、指示したり、命令したり、禁止したりします。これはごく自然なことです。
もしも親が、指示・命令・禁止をしなくなったら、子どもはどうなってしまうのでしょうか。多くの親御さんはこう考えると思います。
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