子の才能の発見者である親がやってはダメなこと 親は子どもが生まれて初めて出会う人間である

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公園で遊ぶ笑顔の男の子と母親
親は子どもの才能の発見者であると同時に、観察者であるべきだ(写真:プラナ/PIXTA)
韓国からアメリカへ移住したシム・ファルギョンさんは、塾や入試コンサルティングにも頼らず、公立校に通わせながら、3人の娘全員をハーバード大学に合格させています。「私はごく平凡な人間で、特別なところは1つもない。すべて子どもたちが成し遂げたことだ」と述べる彼女が、親として大事にしてきたことについて紹介します。
※本稿は『3人の娘をハーバードに合格させた 子どもが自ら学びだす育て方』から一部抜粋・再構成したものです。

経験の量を増やしてあげる

子どもの才能を最初に見つけるのは親だ。親は子どもが生まれて初めて出会う人間であり、子どもと最も多くの時間を過ごし、一番多く触れ合う存在でもある。親子のあいだで数え切れないほどのやりとりをしながら、子どもは成長していく。

子どもが2人以上いる親ならわかるだろうが、1人目よりも、2人目、3人目を育てるとき、子どもを理解するのにかかる時間は大幅に短くなる。私自身、3人の子を育てるなかで、自分なりに子どもを理解する方法を身につけていった。

例えば子どもにさまざまな刺激を与え、その反応を通して子どもを理解していった。子どもと一緒にいるあいだはいっときも目を離さないように努め、子どもの五感を刺激する方法を絶え間なく考えた。

大変ではあったが、このような努力は子どもの発達面にとてもいい影響を与えたと思う。親が与える刺激により、子どもの経験の範囲が広がるからだ。

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