多世代が集う「ボーダーレス福祉施設」に見る未来 グッドデザイン金賞受賞の「深川えんみち」

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「エンミチ文庫」はひと棚ごとに所有者が異なり、現在70名のオーナーが。オーナーには年間2万円でなることができ、利用者は最初に500円を払ってカードをつくれば、何度でも本を借りられます(写真撮影/片山貴博)
各棚には、それぞれのオーナーが選んだおすすめの本がずらり。写真右半分は長谷川さんの棚です(写真撮影/片山貴博)

幅広い用途で使うことが可能な「まちキッチン」

施設の北側にある「まちキッチン」は、一部のテーブルに小さなシンクが備えられており、デイサービス利用者のスペースとしてだけでなく、幅広い用途で使うことが可能。今後、まちの人たちと料理教室を行うなど、さまざまなイベントを実施していく予定です。

「まちキッチン」のテーブルは車椅子ユーザーや児童でも使いやすいよう少し低めの68cmで設計(写真撮影/片山貴博)
「エンミチ文庫」の本は、窓辺の席で読むことも。床は地面と40cmの段差があるため、外を歩く人に見下ろされず、視線を合わせられます(写真撮影/片山貴博)
建物の南側には、2階や屋上に続く外階段とひさしを新設。出入口前には「かまどひろば」や縁側があり、子どもたちとデイサービス利用者らとの交流の場になっています(写真撮影/片山貴博)
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